無題 1

1、IME辞書とは

IMEとは

「Input Method Editor の略であり、Windowsで文字入力を補助するソフトウェアのこと。主に使われている日本語入力用IMEは、ローマ字からひらがな/カタカナへの変換、かなから漢字への変換などを行う。」(Wikipedia)
ひらがなを打ち込んで「変換キー(SPACEキー)」を押すと変換候補の漢字を出すシステムのことです。

IME辞書とは

パソコンで文字を打ち込む時に「変換」する際に必要な「変換辞書」のことです。若手研究会では、論文・レポートの入力に適したIMEを提供・紹介します。ここでは特に「書写書道教育」に特化した物を作ります。

※注意

IME辞書は入れすぎると日常の言葉の変換をする際に面倒になります。例えば、暦のIME辞書が入っている場合、1260を変換するだけで「永建元、永建一、永建1、永建1、中統元、中統一、中統1、中統1、景定元、景定一、景定1、景定1」が出てきます。126年と1260年当時の中国の元号が全部出てくるためです。「ほご」と打ち込み、「保護」を期待しても、「反古」が先に出てきます。変換を繰り返すと順位がつけられ、よく使う語が前の方に出てきますが、優秀でないIMEではその優先順位が繰り上がるのに時間がかかります。


2、IME辞書の選び方

IME辞書は、必ずインストールしてからでないと使えません。変換するためのデータですから、変換システムに合わせたデータを選ぶ必要があります。

Windowsに最初から入っているのは、MS-IME200Xの機能制限版です。
WORDをインストールする時に勝手にインストールされるのは、MS-IME200Xです。
一太郎をインストールする時に勝手にインストールされるのは、ATOK-Xです。

※但し、ATOKは単品やスイート(セット)でも売られています。

MS-IMEとATOKの違い

MS-IME

ワードしか入っていない人にとっては、いつも使っていることによる慣れがある。
変換学習に弱いとの評価がある。これまで日本語IMEを中国で制作していたため、日本語としての使い勝手がATOKには遠く及ばないと言われてきた。最近やっとそれを認識し研究を始めるとしている。

ATOK

日本語の文章変換はとても快適。文節変換に優れている。漢字を検索する時早い。一太郎を買うなどしないとインストールされないため、慣れが無く不便に思うかもしれない。東洋言語を扱う人にとってとても便利。変換システムも豊富。毎年更新されるため新語に敏感。携帯電話のIMEとして組み込まれていたりしている。

3、WORDと一太郎の違い

横書きが必須の学問、例えば数式や英語が多用される理系ではWORDがよく使われる。
教育現場、言語学、司法など、縦書きが常用される場では一太郎がよく使われる。

WORDのメリット

デファクトスタンダードであるという事。「事実上の標準規格」という意味。データを渡せば必ず相手も同じ環境で開いて見ることが出来るという安心感がある。
英語の論文作成ではとても威力を発揮する。スペルチェックなどで快適に使用できる。
横書きの文章作成時にはきれいなテンプレート(ひながた:最初から入っている型のこと)が充実している。

WORDのデメリット

WORDが日本語ワープロとして適さない理由としては、Wordはもともとアメリカ製のため英語の横書きには強いが、日本語の文書作成にはいろいろと不便があり、特に日本語縦書きの文書では大きな欠陥があってパソコンに習熟した人でも苦労するためである。

最も大きな欠陥は、縦書き時の表の挿入で表が崩れることと、図(写真)の挿入で最適な場所に置けないことである。

横書きでも「オートコレクト」機能のため、不便をきたすことが多い。自動的に頭のtheをTheにしたり、表の一番最初の文字を小文字にしたくても、必ず大文字に変換してしまうなどである。英語のタイピングでは必ずそうするのかもしれないが、日本語の文中では自由にしたいところである。オートコレクトは、『ツール』→『オートコレクト』からチェックをはずすことで機能を停止することができる。

ルビ(ふりがな)を打ち込むと、そこだけ行間が広がってしまうが、修正しようにも修正は効かない。枠を入れたり、何か変わったことを少しするとすぐに行間が広がってしまって見栄えが悪くなる。

一太郎のメリット

一太郎が選ばれる一番の理由は、縦書き時の便利さである。四角の枠や表などをとても自由に組むことが出来る。例えば行間を変えることなく、文字の入る枠を入れることが出来る。ルビ(ふりがな)も行間を変えることなく入れることが出来る。教育、司法、中央省庁などでは一太郎が使われる。

一太郎のデメリット

データの受け渡しが不便ということ。相手が一太郎を持っているかどうか分からない。WORDへの変換が完全ではない。

まとめると…

WORDはよくつかわれているので便利だが、機能で不便が多い。
一太郎は日本語ワープロとして便利だが、WORD利用者とのデータ交換で不便。

縦書きの論文では一太郎をおすすめします。
横書きの論文ではWORDが便利です。

 

4-1、MS-IME辞書

MS-IME

WORDをインストールする時に勝手にインストールされるのは、MS-IME200Xです。
MSはMicrosoft:マイクロソフトの略称です。WORDをインストールする時に勝手にインストールされるMS-IMEもありますが、WINDOWSをインストールすると最初から入っているのもMS-IMEです。ただし、Windows-XPやWindows Vistaに最初から入っているもののIMEは機能制限版です。

MS-IMEバージョン

名前 製品
バージョン
付属製品 備考
Microsoft IME 95   Windows 95  
Microsoft IME 97 5 Office 97
Windows NT 4.0
 
Microsoft IME 98 6 Word 98
Windows 98
Windows NT 4.0 SP4
再変換機能を導入
Microsoft IME 2000 7.0.0 Office 2000  
Microsoft IME 2000 7.0.1 Office 2000 SR-1
Windows 2000
Windows Me
 
Microsoft IME 2002 8 Office XP ナチュラルインプットを導入
Microsoft IME 2002 8.1 Windows XP  
Microsoft IME 2003 9 Office 2003  
Microsoft IME 10 Windows Vista Office IME 2003ベース
但し大きな機能制限あり
Office IME 2007 12 Office 2007  

Wikipedialinkより引用)

 

4-2、ATOK辞書

ATOK-IME

一太郎をインストールする時に勝手にインストールされるのは、ATOK-XXです。単品でも販売されていますし、一太郎スイートと呼ばれるセット商品にも入っています。
ATOKは、ATOK-XXの古いバージョンでは辞書の互換性が低いことがあります。

ATOK-IMEバージョン

名前 バージョン 付属製品 備考
KTIS 1 CP/M-80  
KTIS2 2 JS-WORD  
ATOK 3 3 jX-WORD太郎  
ATOK 4 4 一太郎  
ATOK 5 5 一太郎Ver.2  
ATOK 6 6 一太郎Ver.3 再変換機能を導入
ATOK 7 7 一太郎Ver.4  
ATOK 8 8 一太郎Ver.5  
ATOK 9 9 一太郎Ver.6 ナチュラルインプットを導入
ATOK 10 10 一太郎Ver.7  
ATOK 11 11 一太郎Ver.8  
ATOK 12 12 一太郎Ver.9 Office IME 2003ベース
ATOK 13 13 一太郎Ver.10  
ATOK 14 14 一太郎Ver.11  
ATOK 15 15 一太郎Ver.12  
ATOK 16 16 一太郎Ver.13  
ATOK 17 17 一太郎2004  
ATOK 2005 18 一太郎2005  
ATOK 2006 19 一太郎2006  
ATOK 2007 20 一太郎2007  
ATOK 2008 21 一太郎2008  
ATOK 2009 22 一太郎2009  

Wikipedialinkより引用)

 


「2、IME辞書の使い方」 →